転職の際に資格を持っていると企業への絶好のアピールポイントとなります。しかし、一体どんな職種にどんな資格が有利になるのでしょうか。
そして今から取得を目指す場合はどれが良いのか、取得にはどれぐらいの費用がかかるのか、またその最適な職種など、資格の種類が多い分、何を取得したら良いのだろうと色んな疑問や悩みが出てきてしまうことでしょう。
ここでは、これから転職を考える女性のための資格について紹介いたします。

転職におすすめの資格(その1)

経理系に進みたい方であれば、まずは簿記です。簿記には日商簿記検定、全商簿記検定などありますが、社会人で転職のために取得するのであれば日商簿記検定をお勧めします。
日商とは日本商工会議所のことで、日商の主催する簿記検定を指します。

簿記は会社のお金の出入りを記録し、会社の財務状況を管理することができます。
転職で必要なラインは日商簿記検定3級以上とされています。求人票を見ていると2級保持者を歓迎している企業が多く、2級まで取れば十分とされております。
また1級の難易度は非常に高い資格です。受験料は各級によって異なり、3級は2,570円、2級は4,630円、そして1級は7,710円となります。

今から財務経理系の職種を目指したいという方は必ず取った方が良い資格になります。
また、財務経理系はいきなり実務を行ってもわからないことだらけだと思いますので、やはり転職後働きやすい環境を整えるための事前準備としても、簿記の勉強は必ず役に立つことでしょう。

また、お金を扱うという意味ではファイナンシャルプランナーもお勧めです。
お金に関する知識を主に個人の顧客を対象に、総合的なライフプラン設計をするための国家資格となります。
所属することのできる職場は各企業から会計事務所など幅広く、更に独立して個人事務所を立ち上げることも可能となり、合格率も高めの資格になります。

試験内容には学科と実技があり、受験費用はそれぞれにかかります。
3級は学科3,000円、実技3,000円、2級は学科4,200円、実技4,500円、1級は学科8,900円、実技25,000円となります。
経験や所属先にもよりますが、年収は1,000万円を超えることもでき、難易度や合格率から考えるとファイナンシャルプランナーは魅力的な資格となります。

転職におすすめの資格(その2)

また女性の転職に多い事務系で有利なものは、MOSをお勧めします。
大学やアルバイト時代にパソコンを触ったことはあるけれど、専門的な関数やプレゼン資料作りは経験したことがない、という方には是非取得していただきたい資格です。

事務系では資料作成が多く、MOS保持者はとても重宝されます。
マイクロソフトオフィスが使えるというスキルを証明する事ができる資格です。合格率はスペシャリストで80%、エキスパートで60%と高めです。
受験費用は各科目で異なりますが、おおよそ1科目あたり10,000円から12,500円になります。
事務系を極めたいという方には是非取得していただきたい資格です。

また同じく事務系では秘書検定やTOEICなどもあります。
秘書検定保持者の活躍の場は秘書という職種に限らず、一般常識や社会人マナーを学べるので、受付対応や社会人としての素養を上げるためにも役に立つ資格です。
受験費用は3級が2,600円、2級が3,800円です。2つ同時に受けることも可能で、その場合は6,400円となります。

TOEICは英語によるコミュニケーション能力を測るための世界共通テストで、約2,500社以上の企業が、社員にTOEIC受験を義務づけています。
他の資格のように級ではなくスコアで判定され、中途採用で英語を使う機会のある企業だと600点が最低必要ラインとなります。
TOEICは外資系や大手企業に勤めるためには必須とされており、難易度もある程度はテクニックとされているため勉強すればするほどスコアに影響してくる資格であると言えます。
受験費用は1回につき5,725円で、web登録をすると何ヶ月かに一度割引された金額で受けられることもあります。

次は保育士です。
今までの資格の取得方法と少し違い、保育士となる資格が取得できる厚生労働省が指定した養成学校(大学・短大・専門学校等)を卒業する方法と、保育士試験を合格する方法とあります。
受験費用は1回につき12,950円で1年に2回受けられます。
養成学校を卒業する場合には年月と学費がかかりますが、子供好きな方にはたまらない資格となるでしょう。

資格は必ずしも転職に有利になるとは限らない

女性の転職に限らず、中途採用において企業側が見ているのは仕事をきちんと正確にこなせるか、会社に利益をもたらすことのできる人間か、の二つです。
実務経験や異業種だとしても今までにどのような工夫をしたか、どんな結果を出してきたかを知りたいのです。
だからこそ、資格は必ずしも転職に有利になるとは限らない、ということになります。
時間とお金をかけて資格取得に躍起になるよりは、実務経験を積むことに注力した方が、転職に有利となることもあります。

資格取得者に陥りやすい穴として、資格を取ることに目的がすり替わってしまい、せっかくの転職チャンスを逃してしまうことです。
あくまでもご自身のアピールポイントにプラスをするためのツールだということを忘れてはいけません。

資格がないと出来ない職種もありますが、そうではない場合は取得した資格だけをアピールすると、かえって面接官の印象は良くありません。
どんな職種に、どのような資格を持っており、どのように役に立てるのか、ということが大切です。
これから受けようとする職場にマッチした物かどうかを確認してから、取得に臨みましょう。

まずはどんな仕事に就きたいかを考え、資格取得までの時間を考慮し、どのぐらいの勉強期間があれば合格をすることができるのかも調べ、余裕のあるスケジューリングができるとベストでしょう。
そして書類選考が通過し、いざ面接となった場合はまずは笑顔で。初対面の印象を良くし、明るくはっきりと話しましょう。
面接官からの質問への答えを素早く反応すると好印象を残せます。
今までの勉強できっと自信がついていると思いますので、実務経験があってもなくても、自信を持って面接に臨むと良い結果につながるでしょう。

番外編:運転免許は何かと有利

一番ポピュラーな資格といえば、普通自動車第一種ではないでしょうか。運転免許保持者は、ない人に比べて何かと有利になります。
また、運転免許を取得しているということは、日常生活レベルの最低限の知識(例えば標識や交通ルール)や運転技能がある事の証明となります。

運転免許は求人票の中でも必須資格のナンバーワンと言われています。運転免許を持ってはいるが、ペーパードライバーだという人も多く存在しています。
また、都会に住んでいると公共交通機関で動く方が便利という理由で、取得をしていない人も多いのです。
女性は男性に比べると、運転免許保持者は少ないのです。

そんな中、どの業種でも必要となってくるのが運転免許です。
車に乗ることができる、というだけで様々な職種に就くことができます。事務系でもお買い物が業務の一環である場合は運転が必要となります。
また会社の付近に公共交通機関がない場合など、少しの距離でも車に乗る機会というのは意外と多く、その都度タクシーを使用したり、代理で別の人に用を済ましてもらうなどしては費用対効果がとても悪いので運転免許を必須としている企業は多く存在します。

また、運転免許は持っているだけではなく、実際に乗れるようにしておかなければいけません。
いざ運転をしてほしいと頼まれた時に、実はペーパードライバーであるとわかると企業も大変困っていまいます。
社用車で事故や追突などに繋がっても危険ですし、手続き等で同じ会社の方に迷惑をかけてしまうことも想定されます。

もし転職までに時間があるのであれば教習所では実地練習だけの講習を再び受けることができるので、まずは車に慣れ、再び運転への自信を取り戻してから転職することをお勧めします。